今日は9年ぶりに千葉マリンスタジアムで野球観戦。もちろん広島の試合だ。
先発は広島・黒田、ロッテ・渡辺俊で、予想どおりエース対決となった。黒田は、球は走っていていたが、甘い球を見逃さないロッテ打線にホームラン2本など痛打され4回までに3失点。ただ、その後は要所を締めるピッチングで得点を許さず、8回まで投げきった。
打線は、「世界一低いところから投げる」渡辺の前に6回まで新井のホームラン1本のみと沈黙。7回にロッテの早めの継投でマウンドに上がった2番手・藤田からラッキーな内野安打などで得点したものの、その後9回の一死満塁、10回の一死一三塁といったチャンスであと1本が出なかった。
逆にロッテは10回の一死満塁からサブローが四球を選び、3-4で2日連続のサヨナラとなった。チャンスを生かせるかどうかが、チャンピオンチームと最下位チームの違いなのだろう。
昨日も今日も広島打線はチャンスを作ってもあと1本が出ない。さらに、今日3三振だった嶋の不振が深刻だ。スイングを見ていても、打てそうな感じが全くしなかった。ストッパーのベイルが故障するなど、今後はさらに苦しい戦いが続きそうだ。
「ボビーシート」と名づけられた3塁側内野指定席で観戦したのだが、周りにはロッテファンも多かった。同じ位置の1塁側内野指定席(A指定席)よりこちらの方が安いため、向こう側よりも席は埋まっていた(上の写真のオレンジ色の席がA指定席)。普通であれば客が多く選択するであろうホーム側の価格を高くするというのは、企業経営上は経済合理性のある行動だろうが、単なるスポーツファンの立場からは違和感を覚えてしまった。現実には、安い方をロッテファンは選択しているし…。自軍のファンを非常に大切にする球団というイメージがあったんだけど、意外にシビアな経営をしているようだ。